2024年4月1日から新たな仲間が加わりました。オーエスグループでは配属までの3か月間、新入社員に向けて研修を行っています。ビジネスマナー研修、営業研修、設計・施工の研修、問い合わせ対応・見積作成の研修、そして最後は株式会社オーエスエムでの工場研修と、各部署の役割と連携を体験していきます。
2024年4月1日~6月30日
※第2新卒の方も途中から研修プログラムに参加できるようにしています。
2024年度
オーエスグループ合同入社式
お客様の課題に耳を傾ける
営業研修では、「営業」とは何か、会社での役割、他部署との関わりを学びました。説明を受けるだけではなく、見積、受注、商品・施工手配も行います。さらに、営業同行を通じて、先輩方のビジネスの場でのコミュニケーションの取り方を学び、吸収していきます。実際の商談を体験し、製品理解の大切さを実感しました。
営業は、ただ製品の良さを説明するのではなく、お客様が感じる課題をヒアリングし、課題の解決へ導き、営業担当者個人のファンになってもらうことがとても重要だと感じました。
起承転結を意識し、伝わりやすく
先輩社員・上司が顧客役を演じ、スクリーン・プロジェクター導入に関するプレゼンのロールプレイングをしました。プレゼン資料だけでなく、提案書・作業手順書・見積も作成し、業務の一連の流れを体験しました。
お客様への提案では製品を深く理解し、要望をくみ取ることが重要です。プレゼンは起承転結を意識し、わかりやすく伝えなければなりません。たくさんアドバイスを聞きながら自分なりにプレゼンのストーリーを立てました。
プレゼン中は先輩方からかなり鋭い質問が飛んできて緊張しましたが、臨機応変に答えるよう努めました。
安全を第一に
研修担当者立会いのもと、スクリーン・プロジェクターの設置を行いました。製品の動作説明を受けることで、スクリーン・プロジェクターの理解が深まりました。
墨出し(高さ・位置の設定)から撤去までの作業を、新入社員だけで行います。最初の位置設定が数ミリずれるだけで、取り付け時に問題が出たり、最終仕上がりに大きなズレが生じてしまったりします。基礎を固めることの重要性を身をもって実感しました。
天井への施工は高所作業であるため、お互いに声を掛け合いながら安全を第一に作業を進めました。
細部まで美しく仕上げる技術
約一週間のOSM工場研修では、製品や製造工程、品質管理などの理解を深めるために兵庫県宍粟市にある自社工場で製品の製造工程を見学・体験します。
スクリーン製造部では、スクリーンの巻付工程を体験し、美しく仕上げるための経験と技術の必要性を実感しました。普段はなかなか見ることのできないスクリーンの内部を見ることもでき、スクリーンの機構を理解することができました。見落としてしまいそうな小さなほこりや傷にも常に目を配り、最終的にお客様の手に渡るスクリーンの品質を保っている大切な作業だと感じました。
徹底した環境・品質管理
機械装置製造部の研修では、昇降装置やサイネージ筐体の製品特性・納期について学びました。
板金加工が必要な製品は多くの工数がかかるため、短期間での納品が難しいということが印象的でした。研修では、サイネージ筐体内にある換気ファンの配線や金属加工(穴あけ)、ネジの防水加工などを行い、単純な作業にも危険が伴うことを学びました。
製造工程を回る中で、環境や品質の管理が徹底されていることを体感しました。1つ1つの取り組みが信頼を獲得し、企業としての価値を支えていると感じました。
オーエスエム技術活用の可能性
電気設備製造部では、プロジェクター・ソーラー・バッテリーについて学びました。プロジェクターは、投写の仕組みや投写方式の違い、光源による長所・短所を実物を見ながら学びました。
電気室ではモジュラータイプの回路ボックスの製作と動作確認を行い、電気設備の基礎技術を体感しました。
バッテリー・ソーラー課では曲がる、設置が自在、補強が容易という特長を持つ、当社が扱うソーラーシートの成り立ちを学びました。工場内外のオフグリッド電源ポールを見学し、ソーラーシート活用の可能性を感じました。